この記事でわかること
- タブ切り替えの仕組みと対応ツール(Lステップ・エルメ等)の比較
- 2タブ・3タブの設計パターンとデザイン作成のポイント
- ユーザー体験を損なわないためのUI設計の注意点
目次
リッチメニューのタブ切り替えは、1つのトーク画面で複数のメニューを動的に切り替える高度な機能です。「HOME」「SHOP」「INFO」のようなタブを設置することで、アプリのような操作性を実現し、ユーザー体験を大幅に向上させます。本記事では、タブ切り替えの仕組みから対応ツール比較、実装手順までを完全ガイドとして解説します。
タブ切り替えとは
リッチメニューのタブ切り替えとは、メニュー画像の一部をタブ状にデザインし、タップするとメニュー全体が別のデザインに切り替わる機能です。見た目上はタブが切り替わっているように見えますが、実際には複数のリッチメニューを切り替えて表示しています。
2〜3タブ
推奨タブ数
+35%
平均タップ率の向上
アプリ風
実現できるUI体験
タブ切り替えのメリット
- 情報量の拡大 — 1画面の制約を超えて多くのアクションを配置可能
- ユーザー体験の向上 — アプリのような直感的な操作性
- 用途別の整理 — 「予約系」「情報系」「クーポン系」を整理して表示
対応ツール比較
| ツール | タブ切り替え | 設定の容易さ | 月額費用 |
|---|---|---|---|
| Lステップ | 対応 | ★★★★☆ | 5,000円〜 |
| エルメ | 対応 | ★★★★★ | 0円〜(無料プラン有) |
| Liny | 対応 | ★★★☆☆ | 5,000円〜 |
| プロラインフリー | 対応 | ★★★☆☆ | 0円〜(無料プラン有) |
| LINE公式(標準) | 非対応 | — | 0円 |
LINE公式標準機能では実現不可
タブデザインパターン
2タブパターン
| パターン | タブ1 | タブ2 | おすすめ業種 |
|---|---|---|---|
| 基本型 | HOME(予約・案内) | MENU(メニュー・料金) | 美容・飲食 |
| 新規/リピーター型 | はじめての方 | リピーターの方 | 全業種 |
| 情報/アクション型 | お知らせ・コラム | 予約・注文・問合せ | EC・サービス業 |
3タブパターン
| パターン | タブ1 | タブ2 | タブ3 |
|---|---|---|---|
| 標準型 | HOME | SHOP | INFO |
| 飲食特化 | メニュー | 予約 | クーポン |
| EC特化 | 商品 | お得情報 | マイページ |
実装手順(Lステップの場合)
タブ数とメニュー構成を決定
2タブか3タブかを決め、各タブに配置するアクションを設計。タブ部分のデザインは全メニューで統一する
タブ数分のメニュー画像を作成
各メニューの画像を作成。タブ部分は全画像で同じ位置・デザインにし、アクティブタブの色だけ変える
Lステップでリッチメニューを登録
タブ数分のリッチメニューを作成し、それぞれ画像とアクションを設定
タブ部分のアクションを設定
タブのタップ領域に「リッチメニュー切り替え」アクションを設定。タブ1→メニュー1、タブ2→メニュー2に切り替わるよう設定
デフォルトメニューを設定
友だち追加時に最初に表示されるデフォルトメニュー(通常はタブ1)を設定
テスト
テストアカウントで全タブの切り替えが正常に動作するか確認。表示崩れやアクションの設定ミスがないかチェック
UX設計の注意点
やってはいけないUX設計
- タブが4個以上 — タブエリアが狭くなりタップしにくい
- アクティブタブが分かりにくい — 今どのタブを開いているか明確に示す
- タブ位置がメニューごとに異なる — タブの位置・サイズは全メニューで統一
- タブのテキストが長すぎる — 2〜4文字が最適。長いと読みにくい
アクティブタブの表現方法
- 色の変更 — アクティブタブの背景色を濃くする(最も一般的)
- 下線の追加 — アクティブタブに下線を付ける
- サイズの差 — アクティブタブをやや大きく表示する
- アイコンの変更 — アクティブタブのアイコンを塗りつぶしにする
応用テクニック
ユーザー属性別のタブメニュー
拡張ツールのタグ機能と組み合わせると、ユーザーの属性(新規/リピーター、会員ランク等)に応じて異なるタブメニューセットを自動的に表示できます。
期間限定タブの追加
キャンペーン期間中だけ「SALE」タブを追加し、終了後に自動で通常メニューに戻す運用も可能です。期間限定感を演出しつつ、通常の導線を維持できます。
Before
固定6枠メニュー
After
タブ切り替え(2タブ×4枠)
メニュー内の全アクション利用率
表示アクション数を8個に拡大しつつ、各アクションのタップ率が平均23%向上
まとめ
2〜3タブ
推奨タブ数
+35%
タップ率の向上
拡張ツール
必要な環境
- タブ切り替えはアプリのような操作性を実現 — ユーザー体験を大幅に向上させる
- LINE公式標準機能では不可、拡張ツールが必要 — Lステップ・エルメ等を利用
- 2〜3タブが最適 — 4タブ以上はUXが悪化する
- タブデザインは全メニューで統一 — 位置・サイズ・スタイルを揃える
- アクティブタブを明確に示す — ユーザーが現在位置を把握できるようにする
リッチメニューの基本設定はリッチメニュー作り方完全ガイド、デザインの参考事例はデザイン事例20選もご参照ください。
よくある質問
Q. タブ切り替えはLINE公式アカウントの標準機能でできますか?
いいえ、LINE公式アカウントの標準機能ではタブ切り替えは実現できません。Lステップ・エルメ・Liny等の拡張ツールが必要です。これらのツールでは、リッチメニューのタップアクションとして別メニューへの切り替えを設定できます。
Q. タブ切り替えメニューの作成にかかる費用は?
拡張ツールの月額費用(3,000〜30,000円程度)とデザイン作成費が必要です。デザインはCanva等で自作すれば無料、デザイナーに外注する場合は1メニューあたり10,000〜30,000円が相場です。タブ数分のデザインが必要なため、通常のメニューより費用がかかります。
Q. タブは何個まで設定できますか?
技術的にはツールの仕様で異なりますが、実用的には2〜3タブが最適です。4タブ以上にするとタブ部分が小さくなりタップしにくく、ユーザー体験が悪化します。「HOME/SHOP」の2タブか「HOME/MENU/INFO」の3タブが一般的です。
Lオペ for LINE 編集部
運営: 株式会社ORDIX
LINE公式アカウント運用に関する実践的なノウハウを発信する専門編集チーム。配信設計・自動化・ツール選定・業種別活用など、LINE運用の成功を支援しています。