この記事でわかること
- 飲食・美容・EC・不動産・教育など業種別のリッチメニューデザイン事例20選
- CVRに直結するUI設計パターンとデザインの共通原則
- CanvaやFigmaでの作成手順とデザインテンプレートの活用法
目次
リッチメニューのデザインはLINE公式アカウントの「顔」であり、ユーザーのアクション率を大きく左右します。本記事では飲食・美容・EC・不動産・教育など業種別に20パターンのデザイン事例を紹介し、CVRに直結するUI設計の共通原則を解説します。
デザインの共通原則
業種を問わず、効果の高いリッチメニューには共通するデザイン原則があります。
3〜4枠
最もタップ率が高い枠数
左上
最もタップされるエリア
月1回
推奨デザイン更新頻度
高CVRメニューの5つの共通点
- 主要アクションが3〜4つに絞られている — 選択肢が多すぎると迷う
- アイコン+テキストで直感的 — アイコンだけでは伝わらない
- ブランドカラーで統一 — プロフェッショナルな印象
- CTAが明確 — 「予約」「クーポン」など具体的なアクション名
- 定期的に更新 — 季節やキャンペーンに合わせてデザインを刷新
飲食店のリッチメニュー事例(4選)
事例1: カフェ — シンプル3枠構成
「メニュー」「テイクアウト注文」「クーポン」の3枠構成。ナチュラルなブラウン系のカラーで温かみを表現し、メニュー写真を背景に使用。テイクアウト注文のCVRが導入前の2.3倍に。
事例2: 居酒屋 — クーポン押し6枠構成
左上に「今週のクーポン」を大きく配置し、残り5枠に「コース予約」「メニュー」「アクセス」「幹事特典」「口コミ投稿」を配置。クーポン利用率がチラシ比で4倍に。
事例3: ラーメン店 — 写真全面+2枠構成
人気メニューの写真を全面に使用し、下部に「メニュー」「ポイントカード」の2枠を配置。シンプルながら来店動機を高めるデザイン。ショップカード利用率が65%に到達。
事例4: デリバリー専門店 — 注文導線特化型
「今すぐ注文」ボタンを画面の1/3を占める大きさで配置し、残りに「メニュー」「配達エリア」「お問い合わせ」を配置。注文ページへの遷移率が従来のテキストリンク比で3.5倍に。
Before
テキストリンクのみ
After
リッチメニュー導入
飲食店の平均CVR
予約・注文CVRが平均2.5倍に向上
美容サロンのリッチメニュー事例(4選)
事例5: ヘアサロン — 予約導線重視型
左上に「予約する」を大きく配置し、「メニュー・料金」「スタイル一覧」「アクセス」の4枠構成。ピンクゴールドのカラーで上品な印象。予約率が1.8倍に向上。
事例6: エステサロン — 初回特典押し型
上段に「初回体験50%OFF」の大きなバナーを配置し、下段に「メニュー」「口コミ」「予約」の3枠。初回体験の申込率が3.2倍に。
事例7: ネイルサロン — ギャラリー重視型
「デザインギャラリー」を最大の枠で配置し、インスタグラム風のビジュアルで訴求。「予約」「料金」「空き状況」を小枠で配置。ギャラリー閲覧からの予約率が42%に。
事例8: まつエクサロン — タブ切り替え型
「新規の方」「リピーターの方」のタブ切り替えメニューを実装。新規向けは初回クーポン・メニュー紹介中心、リピーター向けは予約・ポイントカード中心の構成。リピート予約率が28%向上。
EC・小売のリッチメニュー事例(4選)
事例9: アパレルEC — カテゴリ一覧型
6枠に「新着」「セール」「レディース」「メンズ」「ランキング」「お気に入り」を配置。カテゴリ別の写真をアイコン代わりに使用し、ブランドの世界観を表現。
事例10: コスメブランド — 肌診断導線型
「肌診断スタート」を最大枠で配置し、診断結果からおすすめ商品ページに遷移。「商品一覧」「口コミ」「お得情報」を補助枠で配置。診断完了者の購入率が38%に。
事例11: 食品EC — 定期便推し型
「定期便を始める」を左上に大きく配置し、定期便のメリットを視覚的に訴求。「商品一覧」「レシピ」「お問い合わせ」を併設。定期便の新規申込率が2.1倍に。
事例12: 雑貨店 — 季節更新型
月替わりで季節のテーマカラーとおすすめ商品を変更。「今月のおすすめ」枠を毎月更新することで、常にフレッシュな印象を維持。リピート購入率が35%向上。
不動産・教育・医療の事例(4選)
事例13: 不動産仲介 — 物件検索導線型
「物件を探す」「内見予約」「相談する」「お役立ち情報」の4枠構成。青系のカラーで信頼感を表現。内見予約数が従来の電話予約比で1.7倍に。
事例14: 学習塾 — 体験授業誘導型
「無料体験に申し込む」を最大枠で配置し、「コース紹介」「合格実績」「アクセス」を補助枠で。体験授業の申込率が2.4倍に。保護者向けの安心感のあるデザインが特徴。
事例15: クリニック — 予約+情報提供型
「Web予約」「診療メニュー」「料金」「アクセス」「よくある質問」「お知らせ」の6枠構成。清潔感のある白×ブルーのデザイン。Web予約率が電話予約の3倍に。
事例16: フィットネスジム — 入会促進型
「入会キャンペーン」を上段に大きく配置し、下段に「施設紹介」「料金プラン」「体験予約」を配置。入会申込のCVRが2.6倍に。
高度なデザイン事例(4選)
事例17: タブ切り替え+アニメーション風
「HOME」「SHOP」「EVENT」のタブ切り替えメニューで、各タブに対応するメニューを表示。タブ部分のデザインを統一し、切り替え体験をスムーズに。
事例18: ユーザーステータス別メニュー
会員ランク(ゴールド・シルバー・レギュラー)に応じて異なるリッチメニューを自動切り替え。ゴールド会員にはVIP特典枠を表示し、ロイヤルティを強化。
事例19: クイズ形式のインタラクティブメニュー
「あなたに合う商品は?」というクイズの選択肢をリッチメニューで表示。選択結果に応じてシナリオ配信を分岐させ、パーソナライズされた商品提案を実現。
事例20: 季節イベント特化型
クリスマス・バレンタイン・夏祭りなど、季節イベントに合わせて期間限定のデザインに全面変更。通常メニューとイベントメニューを自動切り替えし、イベント期間中のCVRが平均1.9倍に。
高度な実装には拡張ツールが必要
デザイン作成に使えるツール
| ツール | 費用 | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| Canva | 無料〜 | テンプレート豊富・初心者向け | ★★★★★ |
| Figma | 無料〜 | 自由度が高い・チーム共有可能 | ★★★★☆ |
| LINE公式イメージメーカー | 無料 | 管理画面内で簡易作成 | ★★★☆☆ |
| Photoshop | 月額2,728円〜 | プロ向け・高品質 | ★★★★☆ |
| 外注(デザイナー) | 5,000〜30,000円/1枚 | プロクオリティ | ★★★★★ |
まとめ
20事例
業種別デザインパターン
2〜3倍
メニュー最適化によるCVR向上
3〜4枠
最も効果の高い枠数
- 業種に合ったメニュー構成を選ぶ — ユーザーが求めるアクションは業種で異なる
- 3〜4枠で主要アクションに集中 — 選択肢を絞ることでタップ率が向上
- ブランドカラーとアイコン+テキストで統一 — 直感的に操作できるデザインが鍵
- 定期的なデザイン更新 — 季節やキャンペーンに合わせて刷新する
- ABテストでデータに基づく改善を — 感覚ではなく数値でデザインを判断する
リッチメニューの基本設定から学びたい方はリッチメニュー作り方完全ガイドをご覧ください。
よくある質問
Q. リッチメニューのデザインは自分で作成できますか?
はい、Canvaなどの無料デザインツールで作成可能です。LINE公式アカウントの管理画面にも簡易的なイメージメーカーが搭載されています。本格的なデザインが必要な場合はデザイナーへの外注も選択肢です。費用相場は1デザインあたり5,000〜30,000円程度です。
Q. 業種によってリッチメニューのデザインは変えるべきですか?
はい、業種によってユーザーが求めるアクションが異なるため、業種に合わせたデザインが効果的です。飲食店なら「メニュー/クーポン/予約」、美容サロンなら「メニュー/予約/スタイル一覧」など、業種特有のニーズに対応した構成にしましょう。
Q. リッチメニューは何パターン用意すべきですか?
最低2パターンは用意することをおすすめします。1つは新規ユーザー向け(初回クーポン・サービス紹介中心)、もう1つはリピーター向け(予約・ポイントカード中心)です。タブ切り替え機能を使えば1画面で複数メニューを切り替えることも可能です。
Lオペ for LINE 編集部
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