オンライン診療の適切な実施に関する指針 — 重要ポイント完全解説

オンライン診療の適切な実施に関する指針 — 重要ポイント完全解説

L
Lオペ for CLINIC 編集部
公開:
13分

この記事でわかること

  • 厚労省「オンライン診療の適切な実施に関する指針」の策定経緯と最新改定内容
  • 初診からのオンライン診療解禁の要件と処方制限の全体像
  • 本人確認・通信セキュリティ・診療計画など指針が求める実施体制
  • 自費診療におけるオンライン診療のルールと指針違反時のリスク
目次

オンライン診療を実施するクリニックにとって、厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針」は最も重要な規範です。本記事では、2018年の策定から最新改定までの経緯を踏まえ、指針の重要ポイントをわかりやすく完全解説します。初診解禁の要件、処方制限、本人確認、セキュリティ要件、自費診療のルールまで網羅しています。オンライン診療の全体像はオンライン診療完全ガイド、法規制の体系的な整理はオンライン診療の法規制と薬機法もあわせてご覧ください。

指針の概要と改定の経緯

厚生労働省が策定した「オンライン診療の適切な実施に関する指針」は、オンライン診療(遠隔診療)の安全性と質を担保するための基本ルールです。医師・患者双方が遵守すべき事項を体系的に定めており、クリニックがオンライン診療を開始する際の必須の参照文書となっています。

指針は2018年3月に初版が策定され、その後、社会情勢や技術の進展にあわせて複数回の改定が行われてきました。特に2020年のコロナ禍では時限的措置として初診からのオンライン診療が認められ、2022年の改定でこれが恒久化されました。最新の改定では、かかりつけ医機能の位置づけやセキュリティ要件の強化が図られています。

1

2018年3月 — 初版策定

オンライン診療のルールを初めて体系化。対面診療の補完としての位置づけを明確にし、診療計画の作成義務や本人確認要件を規定。

2

2020年4月 — コロナ特例措置

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、初診からのオンライン診療を時限的に解禁。電話による診療も一時的に容認。

3

2022年1月 — 恒久化改定

初診からのオンライン診療を恒久的に認める改定を実施。かかりつけ医によるオンライン診療の原則を明確化。

4

2024年〜 — 最新改定

セキュリティ要件の強化、慢性疾患管理でのオンライン診療活用推進、処方に関する新たなルール整備が進行。

指針の構成は大きく分けて、基本理念(患者の安全確保・医療の質維持)、実施にあたっての基本的考え方(適用範囲・医師の責務)、具体的な実施要件(本人確認・通信環境・診療計画等)、その他の留意事項(薬剤処方・緊急時対応等)の4つの柱で構成されています。

2018

指針の初版策定

4回以上

これまでの改定回数

78%

オンライン診療導入率(推計)

2022

初診オンライン恒久化

初診からのオンライン診療解禁のポイント

2022年の指針改定により、初診からのオンライン診療が恒久的に認められました。これはコロナ禍の時限的措置が制度化されたもので、クリニックにとっては新たな診療チャネルの拡大を意味します。ただし、初診オンライン診療には対面以上に厳格な要件が課されています。

初診からオンライン診療を行う場合、原則としてかかりつけ医が実施することが求められます。かかりつけ医以外の医師が初診からオンラインで対応する場合は、事前に「診療前相談」を実施し、患者の症状・背景を把握した上で、オンライン診療が適切かどうかを判断する必要があります。

また、初診時にオンライン診療では十分な情報が得られないと医師が判断した場合には、速やかに対面診療に切り替えることが義務づけられています。この対面切り替え先の医療機関をあらかじめ確保しておくことも指針の要件です。

初診オンライン診療の主な要件

  • かかりつけ医による実施が原則(それ以外は「診療前相談」が必須)
  • 患者の症状を十分に把握できない場合は対面診療への切り替えが必要
  • 顔写真付き身分証明書による本人確認を診療開始前に実施
  • 急変時に対応可能な医療機関を患者に事前案内
  • 麻薬・向精神薬の処方は一律禁止、その他の薬剤も処方日数は原則7日以内

初診からのオンライン診療は、AGA・ED・ピル処方などの自費診療で特に活用されています。これらの診療科目はオンラインとの親和性が高く、患者の通院負担を軽減しながら安定した診療を提供できます。ただし、自費診療であっても指針のルールは同様に適用される点に注意が必要です。

対面診療との組み合わせ原則(かかりつけ医機能)

指針の根幹にあるのは、オンライン診療はあくまで対面診療を補完するものという基本理念です。オンライン診療のみで完結する診療は限定的であり、対面診療との適切な組み合わせが求められています。

具体的には、オンライン診療を継続する場合でも、少なくとも3か月に1回は対面診療を行うことが推奨されています。これは、オンラインでは把握しきれない身体所見の変化を確認し、治療方針の見直しを行うためです。特に慢性疾患の管理では、検査値の確認や合併症の早期発見の観点から対面診療の重要性が強調されています。

かかりつけ医機能は指針の重要なキーワードです。患者の日常的な健康管理を担い、継続的な診療記録に基づいてオンライン診療の適否を判断できる医師が、オンライン診療を実施することが理想的とされています。かかりつけ医であれば、患者の既往歴・アレルギー情報・服薬状況を把握しているため、オンラインでも安全性の高い診療が可能です。

項目かかりつけ医がいる場合かかりつけ医がいない場合
初診オンライン対応かかりつけ医の判断で実施可能診療前相談が必須
既往歴の把握過去の診療録に基づき判断患者からの自己申告に依存
処方の安全性服薬歴を考慮した処方が可能相互作用の確認に慎重さが必要
対面切り替え自院で速やかに対応可能連携医療機関への紹介が必要
緊急時対応患者の状態を熟知して対応初回情報のみで判断

対面診療との組み合わせを円滑に運用するには、予約管理の効率化が欠かせません。オンライン枠と対面枠のスケジュール管理、患者ごとの次回対面タイミングの追跡など、運用面でのシステム的なサポートがあるとスムーズです。

処方制限のルール

オンライン診療における処方には、対面診療よりも厳格な制限が設けられています。指針では、医師が患者の状態を直接確認できないリスクを考慮し、特定の医薬品の処方禁止や処方日数の制限を明確に定めています。

オンライン診療の処方制限

  • 初診時: 麻薬・向精神薬の処方は一律禁止
  • 初診時: その他の医薬品も処方日数は原則7日以内
  • 再診時: 安定している患者は医師の裁量で30日以内の処方が可能
  • 特定生物由来製品は原則対面での処方が必要
  • ハイリスク薬は対面診療以上に慎重な判断が求められる

向精神薬が初診オンラインで処方NGとなっている理由は、依存性のリスクや患者の精神状態の正確な評価がオンラインでは困難であるためです。睡眠薬(ベンゾジアゼピン系など)や抗不安薬も向精神薬に分類されるものが多く、初診でのオンライン処方は認められません。

一方、再診においては、対面で一度診察を受けて状態が安定していると判断された患者に対しては、医師の裁量でオンライン診療での処方が可能です。ただし、漫然と長期処方を続けることは指針の趣旨に反するため、定期的な対面評価と組み合わせることが重要です。

処方カテゴリ初診オンライン再診オンライン備考
一般医薬品○(7日以内)○(30日以内推奨)医師が適切と判断した場合
向精神薬×(一律禁止)○(安定時)対面での初回評価が必須
麻薬×(一律禁止)条件付き可厳格な管理が必要
特定生物由来製品×(原則不可)条件付き可原則対面で処方
ハイリスク薬慎重判断慎重判断薬剤師との連携強化

クリニックのLINE運用をLオペでまるごと効率化

Lオペ for CLINICの機能・料金・導入事例をまとめた資料をお送りします。

Lオペの資料を無料で請求

本人確認の要件

オンライン診療における本人確認は、なりすまし防止と医療安全の観点から指針で厳格に定められています。特に初診時の本人確認は最も重要な要件の一つです。

初診のオンライン診療では、顔写真付き身分証明書(マイナンバーカード、運転免許証、パスポート等)をビデオ通話中に提示させ、画面上で本人であることを確認する必要があります。身分証の顔写真と画面上の患者の顔を照合し、氏名・生年月日等の情報も確認します。

2023年からはマイナンバーカードによるオンライン資格確認が本格稼働しており、保険診療においてはマイナンバーカードを活用した本人確認が推奨されています。自費診療の場合でも、顔写真付き身分証明書による本人確認は必須です。

1

身分証明書の提示

患者にビデオ通話中に顔写真付き身分証明書をカメラに映してもらい、医師またはスタッフが視認する。

2

顔写真との照合

身分証の顔写真と画面上の患者の顔を照合し、同一人物であることを確認する。

3

基本情報の確認

氏名・生年月日・住所等の基本情報を口頭で確認し、身分証の記載と一致することを確かめる。

4

確認結果の記録

本人確認を実施した旨と使用した身分証明書の種類を診療録に記録する。

再診時には、初診時の確認結果と顔画像の照合で簡略化が認められますが、毎回の診療開始時に患者の本人性を確認する運用は継続する必要があります。LINEなどのメッセージングアプリと連携した患者登録フローでは、電話番号認証を組み合わせることで本人確認の精度を高めることが可能です。

通信環境・セキュリティの要件

指針では、オンライン診療に使用する通信環境とセキュリティについて、患者の個人情報・医療情報を保護するための具体的な要件を定めています。この要件を満たさないシステムでのオンライン診療は、指針違反となる可能性があります。

1. 通信の暗号化

ビデオ通話やデータ通信にはエンドツーエンド暗号化(E2EE)が求められます。第三者による盗聴・傍受を技術的に防止する仕組みが必要です。

2. アクセス制御

診療データへのアクセスは、権限を持つ医療従事者に限定する必要があります。ID・パスワードに加え、多要素認証の導入が推奨されています。

3. 通信障害への対策

通信が途中で切断された場合の再接続手順や、代替連絡手段(電話番号の事前共有等)をあらかじめ定めておく必要があります。

4. 診療場所の要件

医師は、第三者が画面を視認できない環境で診療を行うこと。患者側も、プライバシーが確保された場所からの受診が推奨されています。

5. 安全管理ガイドラインとの整合

厚労省「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」に準拠したシステム・ネットワーク環境を整備することが求められます。

セキュリティ要件は、オンライン診療で使用するシステムだけでなく、クリニック内のネットワーク環境全体に適用されます。Wi-Fiの暗号化設定、ファイアウォールの構成、端末のセキュリティ対策(OSアップデート、ウイルス対策)なども含まれます。

薬剤処方・服薬指導のルール

指針では、オンライン診療で処方された薬剤の交付方法と服薬指導についてもルールを定めています。処方箋の発行から患者が薬剤を受け取るまでの一連のフローが規定されています。

処方箋は、患者が指定する薬局に対してFAXまたは電子処方箋で送信する方式が一般的です。2023年からは電子処方箋の運用が拡大しており、紙の処方箋を郵送する方式との併存が続いています。電子処方箋はマイナンバーカードとの連携によりスムーズな薬局受取が可能です。

オンライン服薬指導は、薬剤師法と医薬品医療機器等法の改正により制度化されました。薬剤師がビデオ通話等を通じて服薬指導を行い、その後、薬剤を患者に配送することが可能です。これにより、診察から薬の受取まで一度も来院せずに完結するフローが実現しています。

1

オンライン診察

医師がビデオ通話で診察を行い、症状に応じた処方を決定する。

2

処方箋の発行

電子処方箋またはFAXで患者指定の薬局に処方箋を送付。

3

オンライン服薬指導

薬剤師がビデオ通話で服薬に関する説明・注意事項を患者に伝える。

4

薬剤の配送

薬局が処方薬を患者の自宅に配送。温度管理・品質管理は薬局の責任。

5

受取確認・フォロー

患者の受取を確認し、副作用や服薬状況のフォローアップを実施。

配送管理と患者へのフォローアップは、オンライン診療の運用品質を左右する重要なポイントです。発送通知の自動送信や受取確認の仕組みを整備することで、患者の安心感と服薬アドヒアランスの向上を図ることができます。

診療計画の作成義務

指針は、オンライン診療を開始する前に患者ごとの診療計画を作成し、患者の同意を得ることを義務づけています。この診療計画はオンライン診療の適切な運用を担保するための中核的な要件です。

診療計画に記載すべき事項は以下のとおりです。

対象となる疾患・症状

オンライン診療で管理する疾患名や症状を明記。複数の疾患がある場合は、それぞれについてオンライン診療の適否を判断する。

診療の方法・頻度

オンライン診療の頻度(月1回、3か月に1回等)、対面診療との組み合わせスケジュールを規定。

対面診療への切り替え基準

「症状が悪化した場合」「新たな症状が出現した場合」「検査が必要な場合」など、対面に切り替えるべき具体的な条件を明示。

急変時の対応方針

急変時に受診すべき医療機関の名称・連絡先・所在地を記載し、患者に周知する。

セキュリティ・プライバシーに関する説明

通信の暗号化、個人情報の取り扱い、診療録の保存方法について患者に説明し、理解・同意を得る。

診療計画は書面(紙または電子文書)で作成し、患者の署名または電子的な同意を取得する必要があります。同意取得の記録は診療録に残し、5年間以上保存します。診療計画は固定のものではなく、患者の状態変化に応じて適宜見直すことも求められています。

診療計画の運用ポイント

  • テンプレートを用意し、疾患別にカスタマイズして効率化
  • オンライン問診と連動させ、患者情報を自動で反映
  • 同意取得をデジタル化し、紙の管理コストを削減
  • 定期的な見直しのタイミングを予約管理と連携して管理

急変時の対応体制

オンライン診療中や診療後に患者の状態が急変した場合に備え、あらかじめ対応体制を整備しておくことが指針で義務づけられています。オンラインでは物理的な処置ができないため、対面医療機関との連携が不可欠です。

具体的には、以下の準備が求められます。

第一に、患者の居住地近隣の連携医療機関をあらかじめ把握し、患者に案内しておくことです。オンライン診療は遠隔地の患者も対象となるため、患者ごとに最寄りの医療機関情報を整理しておく必要があります。

第二に、急変時の連絡フローを事前に定めておくことです。患者から緊急連絡があった場合の対応手順、夜間・休日の連絡先、119番通報の判断基準などを文書化し、患者と共有します。

第三に、連携医療機関への診療情報の提供体制です。急変時に受け入れ先の医療機関に速やかに患者の診療情報を共有できるよう、情報連携の仕組みを整備しておくことが重要です。

24時間

理想的な連絡対応体制

119

重篤時の最優先連絡先

30分以内

医療機関到達の目安

100%

事前案内の実施率目標

急変対応は患者の生命に直結する事項であり、形式的な体制整備にとどまらず、実効性のある連携体制を構築することが重要です。患者CRMで居住地情報を管理し、地域ごとの連携先リストと紐づけておくと、万が一の際にも迅速な対応が可能になります。

クリニックのLINE運用をLオペでまるごと効率化

Lオペ for CLINICの機能・料金・導入事例をまとめた資料をお送りします。

Lオペの資料を無料で請求

自費診療におけるオンライン診療のルール

自費診療(自由診療)であっても、厚労省指針のルールは同様に適用されます。これは多くのクリニックが見落としがちなポイントです。保険診療・自費診療を問わず、医師法・医療法に基づく診療行為である以上、指針の要件を遵守する義務があります。

AGA治療、ED治療、ピル処方、美容内服、メディカルダイエットなど、オンライン診療で人気の自費メニューにおいても、診療計画の作成、本人確認、処方制限、急変時対応体制の整備は必須です。「自費だから自由」という認識は誤りであり、指針違反は行政指導や処分の対象となります。

自費診療で特に注意すべきポイント

  • 自費診療であっても指針のルールは全て適用される
  • 未承認薬を使用する場合は患者への十分な説明と同意取得が必須
  • 広告表現は薬機法・医療広告ガイドラインの規制対象
  • 初診からのオンライン処方でも処方日数制限(7日以内)は適用
  • リピート処方でも定期的な医師の診察を省略してはならない

特に注意が必要なのは、「医師の診察なしでの定期配送」です。月額サブスクリプションモデルで薬剤を定期配送するサービスが増えていますが、処方のたびに医師の診察を行うことが指針上の原則です。形式的な問診のみで処方を繰り返す運用は、指針の趣旨に反する可能性があります。

自費診療のオンライン運用を適切に行うには、問診・診察・処方・配送・フォローアップの一連のフローをシステム化し、各ステップでの法的要件を確実にクリアする仕組みを構築することが重要です。

指針違反時のリスク

指針は法律そのものではありませんが、医師法・医療法の解釈指針としての位置づけを持っています。指針に違反する診療行為は、行政処分や法的責任の根拠となる可能性があります。

違反内容想定されるリスク関連法令
本人確認なしでの診療なりすまし被害・行政指導医師法・指針
診療計画なしでの運用行政指導・保健所からの改善命令医療法・指針
初診での向精神薬処方医師法違反・行政処分医師法・指針
対面切り替え体制の不備患者の急変時に安全配慮義務違反民法・医師法
セキュリティ要件の未充足個人情報漏洩・損害賠償個人情報保護法
広告規制違反行政処分・罰金・課徴金薬機法・医療法

指針違反が発覚するケースとしては、患者からの苦情・通報保健所の立入検査他院からの告発メディア報道などがあります。特にオンライン診療はデジタルの記録が残りやすいため、不適切な運用は事後的に検証されるリスクが高いといえます。

最も深刻なリスクは、患者に健康被害が生じた場合の医療過誤訴訟です。指針を遵守していたかどうかは、医療水準を満たしていたかの判断材料となります。指針を逸脱した診療を行っていた場合、過失の立証が容易になり、損害賠償責任が認められやすくなります。

指針違反による主な処分・ペナルティ

  • 行政指導: 保健所からの改善指導・是正勧告
  • 医師の行政処分: 戒告・医業停止・免許取消し(重大な場合)
  • 損害賠償: 患者への健康被害に対する民事責任
  • 信用失墜: メディア報道・口コミによる風評被害
  • 保険医取消し: 保険診療の場合、保険医療機関の指定取消し

リスクを回避するためには、指針の要件を一つひとつシステムに落とし込み、運用フローに組み込むことが最善策です。チェックリストの定期確認、スタッフ研修、外部専門家によるコンプライアンス監査を組み合わせることで、持続的に指針に準拠した運用を維持できます。開業時に必要な法的手続きの詳細はオンライン診療の開設届・法的手続きガイドもご参照ください。

まとめ

厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針」は、オンライン診療を安全かつ適切に運用するための基本ルールです。2018年の策定以来、初診からのオンライン診療の恒久化、セキュリティ要件の強化、慢性疾患管理の推進など、時代の変化にあわせて継続的に改定されています。

この記事のポイント

  • 指針は2018年策定→2022年に初診オンライン恒久化→最新改定でセキュリティ強化
  • 初診からのオンライン診療はかかりつけ医が原則、それ以外は診療前相談が必須
  • 処方制限: 初診で向精神薬はNG、処方日数は原則7日以内
  • 顔写真付き身分証明書による本人確認と暗号化通信環境の整備が必須
  • 患者ごとの診療計画作成・同意取得が義務づけられている
  • 自費診療であっても指針のルールは全て適用される
  • 指針違反は行政処分・損害賠償・信用失墜のリスクにつながる

オンライン診療の導入を検討しているクリニック、または既に運用しているクリニックは、指針の要件を定期的に見直し、自院の運用がルールに適合しているかを確認することが重要です。オンライン診療の全体像はオンライン診療完全ガイド、法規制の体系的な解説はオンライン診療の法規制と薬機法、開業の法的手続きは開設届・法的手続きガイドもあわせてご覧ください。お問い合わせはこちらから。

よくある質問

Q. オンライン診療の適切な実施に関する指針を始めるために必要な準備は何ですか?

厚生労働省のオンライン診療ガイドラインに基づく届出、ビデオ通話システムの導入、オンライン決済の設定が必要です。Lオペ for CLINICならLINEビデオ通話・電話音声通話でのオンライン診療に対応しており、別途システム導入が不要です。

Q. オンライン診療で処方できる薬に制限はありますか?

初診のオンライン診療では処方日数に制限があります(原則7日分まで)。再診では対面診療と同等の処方が可能です。向精神薬・麻薬等の一部薬剤はオンライン診療での処方が制限されています。

Q. オンライン診療の診療報酬はどのくらいですか?

保険診療では対面診療より低い点数設定ですが、自費診療であれば自由に価格設定が可能です。通院負担の軽減による患者満足度向上と、遠方からの新患獲得を考慮すると、十分な収益性が見込めます。

オンライン診療指針ガイドライン厚生労働省コンプライアンス

この記事をシェア

L

Lオペ for CLINIC 編集部

運営: 株式会社ORDIX

医療DXとLINE公式アカウント運用に関する実践的なノウハウを発信する専門編集チーム。クリニックの予約・問診・患者CRM・配信業務の効率化を支援しています。

LINE運用クリニックDX患者CRM予約管理医療マーケティング

Lオペ for CLINIC

クリニックのLINE活用を始めませんか?

予約・問診・配信・決済をオールインワンで。

無料で資料請求