この記事でわかること
- カゴ落ち後1時間・24時間・72時間の回収率データ
- 業態・時間帯別の最適配信タイミング
- 段階リマインドの設計と配信時間帯の制限ルール
目次
カゴ落ちリマインドの回収率は、配信タイミングによって最大3倍の差が出ます。早すぎても遅すぎても効果は薄い。本記事では、データに基づく最適な配信タイミングと、業態別の調整ポイントを解説します。
タイミングが回収率に与える影響
データから明確に言えることは、カゴ落ち後1時間前後が最も回収率が高いということです。15分以内は「監視されている」印象を与え、3時間以上空くと購買意欲が冷めています。
Before
一律24時間後配信
After
1時間後配信に変更
カゴ落ち回収率
8%→22%に向上(約2.8倍)
段階別の最適な配信タイミング
| 段階 | タイミング | 回収率 | メッセージ内容 |
|---|---|---|---|
| 1回目 | 1時間後 | 全回収の40〜50% | ソフトリマインド + 商品画像 |
| 2回目 | 24時間後 | 全回収の25〜30% | 在庫残少 + レビュー |
| 3回目 | 72時間後 | 全回収の20〜25% | 期間限定クーポン |
1時間後
最も回収率が高いタイミング
3回
最適なリマインド回数
72時間
最終リマインドのタイミング
時間帯別の配信ルール
| カゴ落ち時間帯 | 1回目配信 | 理由 |
|---|---|---|
| 7:00〜22:00 | 1時間後そのまま配信 | 通常の活動時間内 |
| 22:00〜23:00 | 翌朝8:00に配信 | 就寝前の通知は避ける |
| 23:00〜7:00 | 翌朝8:00〜9:00に配信 | 深夜通知はブロック率が上昇 |
深夜配信は絶対に避ける
業態別の最適タイミング
| 業態 | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 特記事項 |
|---|---|---|---|---|
| アパレル | 1時間後 | 24時間後 | 72時間後 | 週末のカゴ落ちは月曜に2回目を配信 |
| 食品・飲料 | 30分後 | 12時間後 | 48時間後 | 鮮度の関係でサイクルを短縮 |
| 化粧品 | 1時間後 | 24時間後 | 72時間後 | レビュー訴求が特に効果的 |
| 家電・ガジェット | 2時間後 | 48時間後 | 7日後 | 検討期間が長いため間隔を広く |
| 日用品 | 30分後 | 12時間後 | 48時間後 | 衝動買いが多いため早めに配信 |
商品単価で間隔を調整
段階リマインドの設計フロー
カゴ落ち検知
ECカートのWebhookでカート放棄イベントを検知。顧客のLINE IDと紐づけ
配信時間帯チェック
深夜帯の場合は翌朝に自動遅延。配信可能時間帯(8:00〜22:00)内のみ配信
1回目配信(1h後)
商品画像 + カートリンクのソフトリマインド
購入チェック
配信前に購入済みかチェック。購入済みなら配信をキャンセル
2回目配信(24h後)
在庫残少 + レビュー訴求。未購入の場合のみ配信
3回目配信(72h後)
期間限定クーポン付き最終リマインド。これで終了
避けるべきパターン
| NGパターン | 問題点 | 改善策 |
|---|---|---|
| カゴ落ち5分後に配信 | 監視されている感が強い | 最短30分〜1時間に設定 |
| 深夜に配信 | ブロック率2〜3倍 | 22:00〜8:00は配信停止 |
| 毎日リマインドを送る | スパム認定・ブロック | 3回で打ち止め |
| 購入済みなのに配信 | 信頼を損なう | 配信前に購入状況をチェック |
| 全員に同じタイミング | 業態・商品を無視 | 商品カテゴリ別にタイミングを最適化 |
まとめ
よくある質問
Q. カゴ落ちリマインドの最初の配信は何分後がベストですか?
データ上、カゴ落ち後30分〜1時間が最も回収率が高いです。15分以内だと「監視されている」感を与えるリスクがあり、2時間以上空けると購買意欲が冷めてしまいます。
Q. 深夜のカゴ落ちにもリマインドを送るべきですか?
深夜帯(23:00〜7:00)のカゴ落ちは、翌朝8:00〜9:00に配信するのが推奨です。深夜の通知はブロック率を上げる原因になるため、配信時間帯の制限を設定しましょう。
Q. 4回目以降のリマインドは効果がありますか?
4回目以降は回収率が大幅に低下し、ブロック率が上昇するため推奨しません。3回目のクーポン付きリマインドで回収できなかった場合は、後日のセグメント配信で再アプローチする方が効果的です。
Lオペ for EC 編集部
運営: 株式会社ORDIX
EC向けLINE運用に関する実践的なノウハウを発信する専門編集チーム。カゴ落ち対策・CRM・セグメント配信・発送管理など、EC×LINEの成功を支援しています。